先日成績発表があった。無事に医学部3年生に進級することができた。今回留年してしまったら、医学部は2年連続留年はできないので放校扱いとなり、現在アラサーの僕はバイバイさよなら経歴ほぼ空白の無職となっていた。そういうプレッシャーの中を乗り越えられたのは自分的にでかい。
この2文字が本当に嬉しい。
だが、まだまだ戦いは続くので、一度留年した時と進級できた時で何が違うかったのかをおさらいしてみることにする。
1人でずっと勉強するのは非効率
これが一番大きく変えた部分。留年すると後輩が同期になってしまうわけだが、そんなこと気にせずに一緒に勉強する友達を確保した。留年した時は、勉強は1人でやっていた。これがめちゃめちゃ辛かったし、エンジンがかからない時の勉強量がほぼゼロになってしまっていた。しかし、勉強友達がいるとそんなこと言ってられないし言い訳も効かない。本当にやる気のない時でも普通に勉強する量をこなすことができた。
もちろん、反省点もあった。あまりにその友人と一緒にいることが多かったので、衝突してしまうことがあった。最後の試験期間はいつもと違う友人と勉強させてもらったり、、。人間関係は難しい。ほどよい距離感も重要なので、一緒に勉強する=全ての行動を共にし、隣で勉強するということではなく、例えば、図書館で勉強するなら飯の時間だけ決めて離れ離れで勉強するといった工夫も大事だと思った。
ノートを有効活用する
これは医学部再受験時代にもしていた方法。医学部の1年間で勉強する量は半端じゃなく、テキストなんて分厚すぎて引くレベルなのだけれど、実際、ノートにまとめてみると、1科目につき1冊か2冊にまとまる。つまり、重要な部分だけまとめれば、1科目につき1、2冊を丸暗記すればいいだけのこと。
留年した時は、分厚いテキストに線を引いたりして覚えようとしていた。これだと、ビジュアル的にきつい。分厚い本丸々覚えなきゃ進級できないという錯覚に陥り、やる気が起きなくなる。
だから進級できた時は、全ての科目をA4サイズのノートにまとめて覚えることにした。これがかなり自分の勉強法にフィットした。
A4ノートはイオンで買うのが一番安い。買いに行く暇がない時は、Amazonで購入した。
基本的なノートの使い方は、過去問と各講義のまとめに利用。過去問は左に問題を貼り付け、右に自分で解答を書き込む。解答が既に存在していればそれを貼り付ける。各講義のまとめは、授業中または授業後に行い、左に重要で覚えるべきと先生が言っていた箇所の問題を書き、右には解答を書いた。
こうすることで、一問一答形式で覚えることができる。問題は、◯◯について書け、などの記述方式や、穴埋め問題を書いたり工夫することで、覚えやすいようにした。
これ、案外時間はかからない。ちんたらテキストを眺めるより、まず問題を作成する時にペンを動かさなければならないのでその時点で結構覚えることができる。覚えられない問題も、何回も繰り返し繰り返しやれば覚えることができた。左上にその問題ページを解いた日付を書き、間違った問題にはチェックを入れる。こうやることで、何の問題ができないか一目でわかるし、勉強をちゃんとやっているという自信にも繋がった。
これを実践することがわかってくるのは、ノートに書いた問題で、さらに大事な問題、大事じゃない問題の区別がついていくことである。それはなぜかというと、このまとめノートには過去問も付いているからだ。過去問を解きつつ、ノートに書いてるまとめもやる。それをやっていくことで、あぁここは覚えなくてもいいな、とか直前に眺めときゃ解けそうみたいな感覚がわかってくる。
予習とは何なのかを理解し実践する
うちの大学は予習復習をしっかりやるように指導している。しかし、予習の重要性を理解しているような感じでもなさそうだ。
僕は、予習はめちゃめちゃ大事だと思っている。予習すれば、授業を聞くスタンスが変わるからだ。あ、これ聞いたことあるわっていう感覚が重要。もっと言えば、あ、これ試験に出る内容だわっていう感覚がもっと重要。この感覚があれば、授業で眠たくなってもやる気がなくてもとりあえず授業を全て聞くことができる。
予習で大事なのは、過去問を印刷なりなんなりして、その授業の範囲で出ている試験内容を把握しておくことだと思う。
僕が経験した中で一番わかりやすい例は、選択肢問題として毎年出している講義があったとしよう。その選択肢問題、つまり過去問を印刷して軽く目を通して授業を受けるとする。横に過去問を置いとくか、まとめノートに貼り付けておく。そういう状態で授業聞いてると、あ!ここ過去問に出てくる選択肢の話が出てくるやん!ってなって耳が勝手にその授業を聞いてくれる。いわば、好奇心が芽生える。こういう状態を狙うために予習が存在するんじゃないかと思う。
以上、自分なりに分析をしてみた。この一年間で学び実践したことは次年度にも活かさなければならない。また、勉強方法で悩んでいる人の一助になれればとも思う。