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原発性アルドステロン症でなぜテタニーになるか?

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原発性アルドステロン症を生じることで、アルドステロンの活性が亢進する。

「アルドステロン活性亢進によるNa貯留、K排泄促進により、代謝性アルカローシス(血中Caの低下→テタニー)が生じる。」とさらっと書いていたのだが、よく理解ができなかったので調べた。

アルカローシスからテタニーに至る機序

アルカローシスの状態では血中のカルシウムイオンが血漿蛋白と結合してしまって濃度が低下し、テタニー、しびれなどの低カルシウム血症症状が見られる。これはどういうことか?

基本的に人体においてK+とH+は同方向に動く。つまり低K血症のときはH+も同様に下がる。H+が下がれば代謝性アルカローシスになる。

つまり、原発性アルドステロン症→K排泄促進→H+も同様に低下→代謝性アルカローシスに傾く

代謝性アルカローシスという血液がアルカリに傾いている状態では、アルカローシスを補正するため血中でアルブミンと結合していたH+が遊離する。

Alb - H+ → Alb + H+

結合相手が居なくなったアルブミンが次に結合するのが血中のfree Ca2+である。

Alb + Ca2+ → Alb - Ca2+

以上の反応が生じることによって血中のCa値が低下してしまい、テタニーを生じてしまう。

血中のカルシウムは、アルブミンと結合しているものとfree Ca2+として存在するものがあり、生理的活性を持つのはfree Ca2+である。この生理活性をもつfree Ca2+ が減少するのでテタニーをきたしてしまう。

テタニーとは間欠性の筋硬直のことで、低Ca血症や低Mg血症、そしてアルカレミア(free Ca2+ 低下による病態)によって起こる。

原発性アルドステロン症にてみられるテタニーはアルカレミアによるものである。

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