内分泌・代謝

続発性甲状腺機能低下症でTSHが低値になる理由。

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続発性甲状腺機能低下症でTSHが低値になる理由が分からない。続発性であっても甲状腺機能が低下しているなら、positive feedbackでTSHは上がるのではないか?

そういう疑問への回答がこちら。

 

続発性甲状腺機能低下症

今回のポイントは「続発性」の意味だ。

続発性甲状腺機能低下症とはsecondary hypothyroidismの日本語訳であり、続発性とは二次性、つまり下垂体性のことを意味している。

下垂体が何らかの原因で障害され、それに伴いTSHの分泌が低下し、甲状腺機能低下症(free T4低下)になったものが続発性甲状腺機能低下症である。

続発性が甲状腺の外傷や放射線治療を意味するのであれば、positive feedbackでTSHは上がるが、冒頭の質問では、「続発性」という意味を正確に捉えきれてないことから生じる疑問であることがわかる。

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