こんな方におすすめ
- 貯金・節約したい人。
- ミニマリストに興味がある人。
- 著しい結果を出したい人。
ミニマリストとは、最低限度の物だけを持って生活するライフスタイルの人のことを言います。
言い換えると、ミニマリストは、必要最低限度の物以外を全て捨てて、最小限にすることです。
世間一般のイメージは?

世間一般的に認知されているミニマリストのイメージは「モノをできるだけ捨てる人」というイメージが強いと思います。
しかし、ミニマリストの良さ、本質は別にあります。
モノを減らすこと自体が目的になっている人
ミニマリズムという考え方は人生を充実させるための手段でしかありません。
「モノを減らすことに喜びを感じてお終い」というように、物を減らすこと自体が目的になってしまっている状態の人がいますが、それは本当の意味でミニマリストではありません。
手に入れたいモノがあるからミニマリズムを利用する
モノを減らしたり、掃除をして綺麗にすることはすごく気持ちの良い気分になり、メンタル面では確かにいい事だとは思います。
しかし、モノを減らすことが目的だとしたら、必要最小限のものまで減らした場合、そこで目的を達成してしまい、その後がありません。

そうです。今までは、煩雑としていたモノがあって、それを不要だと思って捨てたりキレイにしたりすることで喜びを感じたりもできますが、もう捨てるものがなくなったという時期が必ず来ます。その場合、ミニマリストとしての楽しみがなくなってしまうんです。
ミニマリストの本当の目的は、何かに集中するため
ミニマリストの本当の目的は、モノを減らすためではなく、何かに集中するためなんです。この方が、モチベーションも保ちやすい。
現在何かに興味を持っていて、それに集中したい。何か成し遂げたいことがある。そういう場合に、ミニマリズムという考えが活かされるわけです。
ミニマリストの本質は選択と集中である。
ミニマリズムの本質は「捨てる」ことではなく、「無駄を省いて大切なモノや事に集中すること」です。
自分が結果を出したい分野に力を集中するための環境づくりのために、ミニマリズムという考え方が使えます。
言い換えるならば「選択と集中」です。
自分が手に入れたいに欲望を「選択」し、それに注ぎ込むことに「集中」するのがミニマリズムの考え方なのです。
ミニマリストとして尊敬を得ている「ミニマリストしぶ」さんの著書にもこのような事が書かれています。
ミニマリズムの目的は「物を減らすことで迷いをなくし、大切なものに集中する」こと。
服を減らす目的
同じ服を何着か準備して、毎日同じ服を着るようにしたとします。
そうすれば、朝起きて「今日は何を着ようかな?」といった悩みがなくなるわけです。
そこにかける労力や判断力を違う部分に充てることが可能になるわけです。
全自動洗濯機やお掃除ロボを使う目的
洗濯物を干す手間を省くために全自動洗濯機を使ったり、面倒な部屋の掃除をしたくないからルンバを使ったりするのも、時間と判断力を節約するための手段となります。
それにより、何かしら手に入れたい結果に対して一極集中することができます。
時間は限られている
時間は限られた資源です。時間だけは誰にとっても平等に与えられていますが、その活用の仕方は人それぞれです。
例えば、絶対に取りたい資格がある場合、その資格勉強のための時間を確保する必要がありますよね。
でしたら、それ以外のことにかける時間をミニマルにすると、より多くの勉強時間を捻出できるわけです。
だから、そのために服を選ぶ時間を減らす。服の種類を少なくすれば悩む時間が減り、その分の時間を勉強に充てることが出来る。これがミニマリストの本質です。
他にも、
・仕事で結果を出したい場合、仕事以外の部分をミニマルにする。
・家庭での時間を大切にしたいから、それ以外の人間関係を減らす。
など。
ミニマリストはお金に執着しない、は嘘

こういう偏見が蔓延っているかもしれませんが、これは間違いです。
何度も言わせてもらいますが、ミニマリストの本質は「選択と集中」です。
例えば、お金儲けをしたいがためにミニマリズムを利用することなんて大いにありえますよね。
いらないモノを排除し、ビジネスに一点集中できるような環境を作り出す。ミニマリストの本質に沿った行動です。
何を手に入れたいか真剣に考えることからミニマリズムが始まる
「もっとシンプルに生きたい」と思うことがミニマリストを目指すきっかけになると思いますが、実は何か自分が本当に欲しいものが見つかった時に、ミニマリストの道が始まるのではないかと思います。
こちらの本にはこのような事が書かれていました。
大事なことは自分がのぞむ生き方をとことん追求すること。
一般常識や雑念、誘惑はみんなノイズだ。
なにを手に入れたいのか。その答えは外にはなく、自分自身の内側にしかない。
生活からノイズ(無駄)を無くして、自分の望む生き方(大切なモノや事)をとことん追求しようということです。まさにミニマリストの本質を捉えた言葉だと思います。
まとめ
ミニマリストは「モノを出来るだけ捨てる人」「モノを極力持たない人」と勘違いされがちですが、本当のミニマリストは「無駄を捨てて大切なものに全投資する人」です。
「選択と集中」を行い、自分の好きなもの、大切なことに力を注ぎ、生活を豊かにすることがミニマリストの本質です。
自分にとって大事なことは何なのか?と言ったことを考え始めた時には、既にミニマリストへの道が始まっているかもしれませんね。