抗菌薬の作用メカニズムとして、「細胞壁合成阻害」がある。
細菌は動物と異なり、細胞質膜の外側に細胞壁をもっている。よって細胞壁合成阻害剤は選択的に細菌を攻撃することが可能である。主な細胞壁の構造として「ペプチドグリカン」がある。
ゴロで覚える「細胞壁合成阻害」剤
細胞壁合成阻害剤もゴロで覚えると覚えやすい。
細胞壁合成阻害
グリコでべったべたホース
グリコ→グリコペプチド系薬。
べったべた→βラクラム系薬。
ホース→ホスホマイシン
で覚える。細胞壁をホースに例えて、その細胞壁が(お菓子の)グリコでべったべたになってしまっているイメージで覚えると覚えやすい。
ゴロで覚えるβラクタム系薬
これと同時にβラクタム系の薬もゴロで覚えていると、応用が効く。
βラクタム系薬
モーセの軽いペニシリン
モー→モノバクタム系薬
セ→セフェム系薬
軽い→カルバペネム系薬
ペニシリン→ペニシリン系薬