ナンパ本として有名な『ぼくは愛を証明しようと思う』ですが、僕も興味本位で読んでみました。
控えめに言ってめっちゃいい話でした。結局、人間は奇跡や物語を信じるんだなぁというのが僕の感想です。
この本は、非モテコミットやフレンドシップ戦略しかできなかった主人公が女性を口説く手法を学んでモテモテになった後に、最終的に非モテ時代の価値観を愛してくれる女性との恋愛を選ぶストーリーです。
非モテに甘んじててもダメだし、女性を転がしてるだけだと満たされない心の最終終着点を落とし込んだって感じで、誰もが求める帰着点をうまいこと再現している小説だと感じました。